血糖値スパイクとは、NHKがテレビ番組「NHKスペシャル」の中で使い始めた言葉で、血糖値スパイク=食後の高血糖の事を指しています。

糖尿病の大きな原因の1つに「血糖値スパイク」がある事は分かっていましたが、

今日は、血糖値スパイク3つの原因とNHKが説明する3つの対策をまとめておきたいと思います。

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血糖値スパイク3つの原因

糖質の摂りすぎ

食事に含まれる糖質により食後の血糖値が上がり、上手く血糖値を下げる人と下げられない人の2つに分かれます。

つまり食事に含まれる糖質量と血糖値を下げる能力の差で、食後の血糖値に違いが出るようになるのです。そのような違いが出るのは、遺伝や生活習慣(肥満や運動不足など)が大きく影響してると考えられています。

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遺伝

血糖値スパイクは、遺伝の影響で起きる方が多いのも事実です。ご両親が糖尿病だと、遺伝の影響から血糖値スパイクを起こしやすくなります。(糖質で上がった血糖値が下げられない)

これは膵臓の働き(血糖値を下げる能力)が弱いことが原因となって起きています。

糖質を食べると、誰でも血糖値は上がりますが、遺伝の影響で血糖値を下げる事が出来ない又は血糖値を下げるスピードが遅くなってしまうのです。

遺伝の影響の「強い弱い」で、血糖値スパイクの度合いや血糖値スパイクが起きてる時間などにも違いが出てきます。

生活習慣(肥満や運動不足など)

血糖値スパイクを起こす原因は、遺伝の他ではやはり、今までの生活習慣が大きくかかわっています。特に肥満や運動不足の方に、血糖値スパイクを起こす方が多いです。

肥満の方はインスリン抵抗性があり、膵臓の働き(血糖値を下げる能力)が低くなります。また運動不足の方も、ブドウ糖を消費する事が出来ない方が多く、血糖値スパイクを起こします。

そして血糖値スパイクを日々続けていると、いつも高血糖が続くようになり、糖尿病になるのは時間の問題となっていきます。

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血糖値スパイク3つの対策

食べる順番を守る

「野菜」⇒「メイン(肉・魚)」⇒「主食(ご飯・パン)」

血糖値スパイク対策としては、この食べる順番を覚えておくことが大切です。

野菜にはたくさんの食物繊維が含まれていますので、食べた糖質を包み込み血糖値スパイクを予防する効果があります。

そして次に食べる魚は、血糖値スパイクを予防するインクレチンを分泌する働きがあります。(肉類に関しては、その働きは限定的です。)

このインクレチンというのは、糖尿病薬としても利用されてるホルモンで、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。

そして最後に、糖質(御飯やパンや麺類)を食べるようにすると、食物繊維とインクレチンの働きにより、血糖値スパイクになりにくい体内環境になるのです。

3食規則正しく食べる

朝食べないと、昼ご飯をたくさん食べる傾向があることは周知の事実です。たくさんの量の食事は、当然のことながら高カロリーで高糖質の食事ですので、血糖値スパイクを起こしやすくなります。

規則正しく、朝昼晩と3食に分けて食べることが大切です。

食後すぐ動く

食後にすぐ動くと消化が悪いと言います。それをうまく使う事で、血糖値スパイクを防止できます。

糖質が消化されるのを遅くして、血糖値の上昇を遅くする訳ですね。糖質の吸収が始まるのは20分後ぐらいからで、そこから1.5時間ぐらい続きます。

その時間帯に、ちょこちょこ動く(出来ればウォーキング)と血糖値スパイクを防ぐことが出来る訳です。

今日は、NHKスペシャルで注目された「血糖値スパイク」についてまとめました。血糖値スパイクの3つの原因と3つの対策を覚えておき、糖尿病の予防と改善に役立て下さい!

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