会社の健康診断などで「血糖値が高めですね」とか「食事に気をつけないと糖尿病になりますよ」と言われた中高年の方も多いのではないでしょうか?2006年に厚生労働省が「成人の6人に1人は糖尿病かその予備軍」という報告を出したのをご存知の方もいらっしゃると思います。今回は血糖値について考えます。

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血糖値とは、血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度の事であり、血液100ml中に何mgブドウ糖があるかを表します。通常、血糖値は80~109mg/dlになるように調整されていますが、血糖値を上昇させるホルモン(グルカゴレ、アドレナリン、コルチゾールなど)とそれを下げようとするインスリンのバランスがうまくとれないと、糖尿病になります。(空腹時の血糖値で126mg/dl 以上、食後2時間で200mg/dl以上です。)

糖尿病となる血糖値を判断する基準は、空腹時血糖値と食後2時間の血糖値で判定されます。

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空腹時血糖値と食後2時間の血糖値の判定基準
空腹時血糖値(mg/dl) 食後2時間血糖値(mg/dl)
正常型 100mg/dl未満 正常型  140mg/dl未満
正常高値 100mg/dl~110mg/dl未満
境界型糖尿病 110mg/dl~126mg/dl未満 140mg/dl~200mg/dl未満
糖尿病 126mg/dl以上 200mg/dl以上


通常の健康診断では、朝の空腹時血糖値の結果で判断されることになります。朝の空腹時血糖値が100mg/dlを超えていたら、食後2時間の血糖値が、境界型糖尿病である140mg/dlを超えてる可能性もあります。ご両親が糖尿病だとか、ストレスが多い、太り気味とか思い当たる方はそろそろ注意信号です。

糖尿病は一度なると基本的には治らない病気です。血糖値をチェックして、なる前に防ぎましょう!


空腹時血糖値 年齢別 平均

 血糖値 平均
18~19歳 88mg/dL 85mg/dL 
20~29 90 89
30~39 93 82
40~49 98 96 
50~59 102 101
60~69 106 106
70以上 108 112

同年代の血糖値の平均と比べてどうですか?90mg/dl~100mg/dlぐらいなら年齢問わず安全圏ですね。糖尿病または境界型糖尿病と診断された方は生活習慣、特に食事に気をつけて血糖値 平均を目指しましょう!

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