糖質制限食と糖尿病についてです。

糖尿病の方は食後の高血糖が様々な合併症を引き起こします。この糖尿病の食後高血糖を防ぐのが「糖質制限食」です。

食べ物の中で血糖値を急上昇させるのは、糖質だけと言っても過言ではありません。そのため、糖尿病の方は糖質制限食をする事で、血糖値を正常な値に近づける事が出来るようになるのです。

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糖質とはご飯やパン・麺などの主食類、芋類、果物、また米や小麦粉などを使った食品類、砂糖が入っている調味料などが主な物です。

糖尿病の方が通常行っている「カロリー制限食」では常に食べ物の計測が必要でした。

しかし、糖質制限食では食べて良いものと避けた方が良いものの区別が明確なため、食品選びや糖質制限食の調理が非常に簡単です。

更に、最近では糖質制限食に利用できる、糖質ゼロ食品やアルコール・ジュースなどの飲みもの、ラカントなど甘味はあるが血糖値を上げないといった商品が、スーパーなどでも多数見かけるようになってきましたので、糖質制限食を行いやすくなりました。

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また糖質制限食を行なう際には、食品に書かれている「栄養成分表示」の炭水化物・糖質の量に着目して選ぶと良いでしょう。

糖尿病の方は、こうした糖質制限食の関連食品を上手に使ったり、食事の中の糖質量を管理する事で血糖値を安定させる事が出来るようになります。

また注意事項として、糖尿病の方は糖質制限食をする事で確実に血糖値が下がってきますが、現在行っている糖尿病治療を続けたまま糖質制限食を行うと、低血糖になる恐れがあります。

糖尿病の方は一度、糖質制限食を主治医に相談したり、血糖測定をいつもよりまめに行い血糖値の変動に十分注意することをお勧めいたします。

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