血糖値と寝不足は関係があります。病院で血糖値が高い時によく聞かれるのが、「寝不足ではないですか?」・「仕事は忙しいくないですか?」・「昨日の夕食は何を・・何時ごろ食べましたか?」などが多いと思います。

寝不足は、糖尿病だけでなく高血圧や脂質異常症などの生活習慣病の大きな原因となる事が、様々な調査で立証されています。

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今日は、血糖値が寝不足で上がるという調査結果アンケート結果などをまとめておきます。

血糖値 寝不足 調査

イギリスで血糖値と寝不足の調査が行われました。健康な11人を使い、4時間の寝不足の睡眠を6日間、12時間の熟睡の睡眠を6日間をしてもらい、血糖値と寝不足との関係を合計で12日間の比較で調査しました

寝る前に健康な11人にブドウ糖を注射し、睡眠時間4時間の寝不足時と睡眠時間12時間の熟睡時ではどのくらい朝の血糖値に変化があるかという調査を行ったのです。

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結果は、寝不足時は熟睡時に比べて朝の血糖値が高くなるという結果でした。またその後朝食を食べ、血糖値を計ると、やはり寝不足時の方が明らかに高くなったという結果も出ました。

これらの結果をふまえると、血糖値と寝不足は非常に関係があり、寝不足は血糖値を上げると推測できます。

血糖値 寝不足 アンケート

アメリカでブドウ糖負荷試験を行う男女1,486人に対して、睡眠時間のアンケート調査一緒に実施しました。

アンケートで普段寝不足であると答えた方が、糖尿病もしくは境界型糖尿病と診断された割合が非常に多かったという結果が出ました。詳しい内容を表にまとめましたのでご覧下さい。

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睡眠時間7~8時間の方の発病頻度を
  1.0として比較した場合の表です。
↓基準値↓
 寝不足 5時間以内 6時間以内 7~8時間 9時間以上
糖尿病 2.5倍 1.7倍 1.0倍 やや高くなる
境界型糖尿病 1.3倍 1.6倍 1.0倍 やや高くなる

寝不足の方が糖尿病と診断された割合は、7~8時間の睡眠の方と比べて2.5倍もいらっしゃいました。やはり、血糖値と寝不足は強い関連がありそうです。また逆に、9時間以上の熟睡もやや血糖値は高くなりますが、寝不足の時のような発症率ではなかったようです。

睡眠時間は寝不足も寝過ぎも良くないという事のようです。仕事が忙しく寝不足しがちですが、7~8時間の睡眠は目指しましょう!健康な生活を送るには、1、食事 2、睡眠 3、運動 などと昔から良く言ったものです。こんなところにも、昔の格言は生きています。

ご参考までに、寝てる間に肝臓が糖を作り、朝に血糖値が高いと言うこともあります。

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