空腹時血糖値とは、字のごとくお腹の空いた状態のことを言い、普通は朝食前の朝の空腹時血糖値を指します。しかし1日を通して、夕食を最も食べる方が多いので、夕食前の空腹時血糖値と夕食の2時間後の血糖値の方が重要だと考えられ始めています。

しかし血液検査ではいつも朝の空腹時血糖値を測ります。それは、夕食後に会社や病院は検査してない(営業してない)という都合からきてるものだと思われます。

スポンサーリンク


また空腹時血糖値に関しては、大抵朝の空腹時血糖値の平均が、夕食前の空腹時血糖値の平均よりも高い方の方が多いようですが、詳しくは 血糖値が朝高い の記事をご覧下さい。

それでは、以前にヘモグロビンA1cの年齢別の平均は書きましたが、今回は空腹時血糖値の平均についてまとめていきます。まずは下にあります、空腹時血糖値の年齢別の平均をご覧下さい。

空腹時血糖値 年齢別 平均

 空腹時血糖値 平均 女 
18~19歳 88mg/dL 85mg/dL 
20~29 90 89
30~39 93 82 
40~49 98 96 
50~59 102 101
60~69 106 106
70以上 108 112

空腹時血糖値の平均が100mg/dLを超える(正常高値)のは、50歳ぐらいからです。また70歳代の方でも、空腹時血糖値の平均は110mg/dLそこそこです。

スポンサーリンク


つまり空腹時血糖値の普段の平均が、常に126mg/dLを超えるという方は、70歳以上の方よりも血液状態が悪いことになります。空腹時血糖値の平均を一刻も早く下げる必要がある事がお分かりいただけると思います。

空腹時血糖値の平均 110mg/dL未満に近づける

  空腹時血糖値(mg/dl)
正常型 100mg/dl未満
正常高値 100mg/dl~110mg/dl未満
境界型糖尿病 110mg/dl~126mg/dl未満
糖尿病 126mg/dl以上

空腹時血糖値の平均を下げる前に、取り組まなければならない事があります。それは、食後2時間の血糖値の平均を下げることです。血糖値 平均 の記事で、血糖値を下げる法則を書きました。1→2→3と順番に血糖値の平均は下がっていきます

1、2時間後の血糖値の平均が下がる → 2、空腹時血糖値の平均が下がり → 3、ヘモグロビンA1cの平均血糖値も下がる です。

空腹時血糖値の平均が常に高い方は、まず糖質制限食カーボカウントを行い、2時間後の血糖値を140mg/dLに近づけてください。2時間後の血糖値が正常に近づいて初めて、空腹時血糖値の平均が下がります。

その他起床時の血糖値を下げる方法には、1、寝る前にトマトジュースを飲んだり 2、起床時にシナモンの香りをかぐ 3、寝不足しない などが良いと言われていますので、心に留めておきたいものです。

スポンサーリンク