カーボカウントや糖質制限食にとても役立つ、炭水化物の平均的な量(g)をまとめました。お昼の外食時には炭水化物の量が分かり大変便利です。2型糖尿病の方が、この炭水化物の量をご覧いただいて、どのくらい血糖値が上がるか目安にしていたければ幸いです。

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もちろん、2型糖尿病の方でも人それぞれ血糖値の上昇度は違いますし、作り方によって炭水化物の量も変わります。あくまでも炭水化物の量は目安としてお考えいただければと思います。

炭水化物の量一覧表をご覧いただくと、「何も食べれないじゃないか!」とお怒りの声が聞こえそうです。すみませんが、これが現実です。

ライス(炭水化物)の量を減らして、血糖値上昇度を抑えるしかないのです。お腹が満たないでしょうから、コンビニで炭水化物のないチーズや塩焼き鳥や、おでんのたまごやこんにゃくなどでお腹を調整してください。

2型糖尿病の場合、炭水化物(糖質)1g摂ると、3mg/dL血糖値が上昇すると言われています。皆さんの空腹時血糖値に下の2型糖尿病の血糖値上昇度を加算したものが、食後2時間の血糖値とお考え下さい。食後2時間の目標は200mg/dL未満です。

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炭水化物定食編 ライス90g減ると(半ライスの場合)、炭水化物は約30g減ります
定食と炭水化物  炭水化物(糖質)の量(g)
ライス普通(180g)だと
2型糖尿病の血糖値上昇度(mg/dL)
ライス普通(180g 半ライス(90g)だと
ぶりの照り焼き定食 80g 240mg/dL 150mg/dL
刺身定食 75g 225mg/dL 135mg/dL
レバニラ炒め定食 70g 210mg/dL 120mg/dL
カレイの煮付け定食 80g 240mg/dL 150mg/dL
しょうが焼き定食 90g 270mg/dL 180mg/dL
肉 野菜炒め定食  75g  225mg/dL  135mg/dL
 てんぷら定食  100g  300mg/dL  210mg/dL

レバニラ炒め定食ライス1/2を空腹時血糖値が110mg/dLで食べ始めると、2時間後は230mg/dLです。やはりライス(炭水化物)をもっと減らすしかないのです。200mg/dLを超えないためには、食べてもライス(炭水化物)は約1/4杯(45g)までにした方が良さそうです。

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外食編 ファーストフード 丼物  ライス140g減ると、炭水化物は約47g減ります。

丼と炭水化物  炭水化物(糖質)の量(g)
ライス普通(280g)だと
2型糖尿病の血糖値上昇度(mg/dL)
ライス普通(280g 半ライス(140g)残す
親子丼 120g 360mg/dL 220mg/dL
カツ丼 130g 390mg/dL 250mg/dL
牛丼 110g 330mg/dL 190mg/dL
ねぎとろ丼 110g 330mg/dL 190mg/dL
チャーハン 100g 300mg/dL 160mg/dL
カレーライス  130g  390mg/dL  250mg/dL
 中華丼  120g  360mg/dL 220 mg/dL

丼物はライスは定食類に付くライスより特大盛りになっています。避けた方がいいです。上記のような定食類を選択して 、ライス(炭水化物)を1/4にするのがいいと思います。足りない場合は、コンビニで何か追加して食べてください。

麺類と炭水化物
普通盛り 麺の量(g) 炭水化物(糖質)の量(g) 2型糖尿病の血糖値上昇度(mg/dL)
ざるそば 170g 55g 165mg/dL
きつねうどん 255g 70g 210mg/dL
ラーメン 130g 75g 225mg/dL
冷やし中華 130g 80g 240mg/dL
ミートソース 250g 80g 240mg/dL
ペペロンチーノ250g 70g 210mg/dL

ご自宅での炭水化物(糖質)の量の把握は、糖質制限食で食べてはいけない物を増減すればいいので、難しくはないと思います。詳しくは、「糖質制限食 やり方」 「カーボカウント やり方」の記事に書きました。

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