アルコールと血糖値の関係ですが、アルコールは血糖値を下げる事が多いようです。実際私もそうですが、アルコールを飲んでる最中に、血糖値を測定してもつまみを大量に食べていない限り、あまり血糖値は上がってません。逆にアルコールを飲んだ翌朝は、通常の朝より血糖値が下がってることすらあります。

注意
経口血糖降下剤やインスリン治療を行っている方は低血糖になりますので、アルコールは飲めません。脱薬、脱インスリン後にお飲み下さい。またアルコールは糖質ゼロ限定です。

アルコールを飲んで寝た場合、血糖値が下がる傾向があります。その理由は、肝臓がアルコールを分解するために糖を使うから血糖値が下がると考えられています。

またそれとは逆に、就寝中に肝臓は糖を作ることもしますが、アルコールを分解するためにこの新生した糖も使うようなのです。その結果、アルコールを飲んで寝ると朝の血糖値がいつもより低いという事が起きます。

しかしアルコールが血糖値を上げないもしくは下げるという理由で、毎日1合以上飲むことはお止め下さい。

よく「アルコールは百薬の長である」 と言いますが、飲みすぎると「アルコールは万病のもと」になります。アルコールから高脂血漿そして高血糖と言う方も多いです。アルコールを毎日、そして飲みすぎは絶対に止めましょう!

チャンスがあれば、アルコールの2時間後の血糖値を測定してみて下さい。つまみも糖質のない焼き鳥 塩 5~6本と ソーセージ チーズなどでしたら、あまり血糖値は上がらないはずです。

現在、糖質ゼロのアルコールはビールと日本酒そして焼酎が発売になっています。確かに普通のビールよりはおいしくはありませんが、酔うには十分なアルコールが含まれています。外食でこの糖質ゼロのアルコールを飲むのは難しいでしょうが、ご自宅でお楽しみ下さい。

余談ですが、最近糖質ゼロの商品が増えました。例えばソーセージ、ゼリー、日本酒など・・・糖尿病人には大変うれしい傾向です。

血糖値の判定基準

  空腹時血糖値(mg/dl) 食後2時間(mg/dl)
正常型 100mg/dl未満  正常型  140mg/dl未満
正常高値 100mg/dl~110mg/dl未満
境界型糖尿病 110mg/dl~126mg/dl未満 140mg/dl~200mg/dl未満
糖尿病 126mg/dl以上 200mg/dl以上

注意
アルコールは「糖質ゼロ」のビールか日本酒、にして下さい!経口血糖降下剤やインスリン治療を行っている方は低血糖になりますので、アルコールは絶対にダメです。

血糖値 飲料  血糖値の上昇を抑制するお飲み物
低血糖   アルコールと薬は要注意です
朝に血糖値が高い
血糖値 薬  アルコールと薬を飲むのは低血糖の可能性があります